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ケソンシティー ノースアベニュー付近
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昔からケソンシティーには時々出かけていたが住んでいた時も旅行で来た時でも日帰りでしか訪れたことはなかった。そもそもケソンシティーとは広大な市域全体を指す名前だし今回書きたい場所を正確に表現するとMRT-3のノースアベニュー駅周辺ということになる。行政区画上はBagong Pag Asaと呼ばれる地域で70年代も今のSM North EDSAの建っている辺はPag Asaと呼ばれていたのを思い出した。記憶する限りでは高い建物など全くなく家は建っていたが街灯も100mに一つ有るか無いかのさみしい場所で日が暮れると周囲は漆黒の闇、空を見上げるときれいな星が輝いていたのを記憶している。その当時はケソンシティーで開けていたのはむしろクバオ周辺でアラネタ・コロシアムやファーマーズマーケットがあり賑やかだったのを覚えている。
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SMノースエドサからトライノーマへの順路 |
今回は結果的にモール(SMノースエドサ)に直結しているPark Inn by Radisson North EDSA(パークイン)、旅の最後にはヴェルティスノースのSEDA Vertis North・セダ ヴェルティスノースの二つのホテルに合計20泊する結果となったがやはり同じ地域でも両端のホテルに泊まることでそれなりの新しい発見が出来たので悪い選択ではなかったと思う。この地域にはモールが3つ連なっている、SMノースエドサとLandmarkが入っているTrinoma・トライノーマそれと少し規模は小さいがAyala Malls Vertis North・アヤラモールズヴェルティスノースだ、GoogleMapで見るとトライノーマもAyala Malls TriNomaと表示されているのでマカティと同じようにトライノーマ周辺はアヤラランドが所有しておりその中にLandmarkが入っているのだと思う。ちなみにTRINOMA・トライノーマは"Triangle North of Manila”を略してつけられたとのことだ。大きなモールが隣接しているという点ではマカティに似てなくもないが幅の広いノースアベニューを挟んで立地しているので建物間の距離も離れている上に動線がスッキリしないので慣れるまではモール間の移動が少し不便だなと感じることが多かった。
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ミンダナオアベニュー北向き 左がトライノーマ |
実際に距離的にもSMとTriNomaの間は幅の広いノースアベニューをオーバーパスする陸橋で繋がっているが最後の部分で一度地上に降りてすぐにまたエスカレータで2階の入口に到達する流れだしTriNomaとAyalaモールもミンダナオアベニューの陸橋を渡ってから地上に降りて数百メートル歩かないと辿り着けないので雨の日などは不便だ。各々のモールも慣れないせいもあって方向感覚もつかみにくい。地図で見ると分かりやすいがトライノーマの場所は大きな通りに挟まれた三角形の土地で◥をイメージすると縦(南北)がミンダナオアベニュー横(東西)がノースアベニューそして斜めがEDSAだ、つまりEDSAが南北から東西に曲がる地点に位置しているのだ。妻曰く、大阪で例えればマカティは梅田でオルティガスは難波、そしてノースアベニューは天王寺だそうだ、ためしにマニラ(マラテ・エルミタ辺)はと聞いたら少し考えてから京橋という答が返ってきた、当たらずしも遠からずと思うが関西以外の方にはニュアンスが伝わりにくいかもしれない。いつもの様に今回も滞在中にしたことと言えば周辺のモール探索くらいしかないというかそれが楽しみだ。
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アヤラモール側からトライノーマを望む |
観光もせずにモールばかりで何が面白いのかと思われる方も多いと思うがモール巡りをしていると飽きないし現地での生活や流行りを肌で感じることが出来るので結構楽しい。例えばマニラ大聖堂が素晴らしいことは確かだが続けて3回も4回も通いたいと思わないしマニラ動物園の動物を見物に毎日通いたいとも思わない、まあ話の種に一度くらいは行く価値はあるとは思うが個人的には大したあてもなくモールや近くの通りをブラブラしている方が何となく楽しい。それに当たり前のことだが観光地には観光客が多い、歩き疲れて一休みしようと店を探してもレストランは観光客目当ての高いだけの店ばかり、帰ろうと思ってタクシーを捕まえるのも苦労するし今時黙って
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パークイン2階の連絡口からモールに出た所 |
メーターを倒して走ってくれるタクシーは稀有だ。その点モールは一つの小宇宙だ、品物も食べ物も大抵のものは手に入るし来る人たちも近所の普通の人達だから気楽なものだ、最近ではあまり真剣にはやっていないが一応出入りする際にはセキュリティーガードの荷物チェックを受けるので街中をうろつくより少しは安全だ。外は炎熱地獄でもモールの中はエアコンの効いた快適空間で何も買わない人たちでも1日中自由にタダで涼める天国の様な場所、それがモールだと思う。今回3年ぶりに訪れたマニラのモールでの印象の一つは小さな犬を連れた人々がモール内を所せましと歩き回っていたことだ。家の近所でも夕方になると道を塞ぐようにして団体でお喋りをしながら犬に散歩をさせている軍団のおばさま方をよく見かけたりショッピングモールの広場などでは犬を連れている人は見かけるがマニラのモールは圧倒的に多くて時々歩きにくいと思うことさえあった。日本の商業施設の規則は詳しく知らないが梅田の阪急・阪神デパートで犬を連れて買い物をしているお客さんを見た覚えはあまり無いしイオンモールでさえあまり見かけた覚えは無いように思う。ところがマニラではSM系列でもAYALA系列でも結構多くの人が犬を連れて歩いている姿を多く見かけたのが3年前との大きな差だ、最近の流行りなのだろうか。それと以前からその傾向は有ったのだが圧倒的に豊かな体格の人々が増えたことだと思う、まさに養豚場かと思うほどの迫力でタイヤのチューブを三段重ねにした様な体格の老若男女がそこらじゅうを闊歩しているのが印象的だった。
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皆食欲の塊 まあ残しても持ち帰れるが |
基本的にフィリピンの場合、特に女性は中南米と同じでラテン系の着こなしが好みの様で体型にかかわらず体より小さなサイズを好むのだが年齢が60歳であろうが体重が100kgであろうがこの傾向は変わらずピチピチ膝上15cmが基本だ、冗談ではないのだが時々ふと前を見ると女性の胸が目の前に迫って驚いて見るとそれが肉付きよく盛り上がった背中だったりするのだ。コロナで外出の機会が少なくて食べる量が変わらない結果なのか経済的に豊かになった結果なのかは定かではないがフィリピンでは基本的に痩せた人間はもてないのも事実だ。食べるものもない貧乏人だと思われるからだ。
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